大阪での修行編



大阪での修行

   皆さんが「うどん」と言って思い浮かぶのはどこのお店のどのメニューでしょうか?
   私がこの当時まず第一に思い浮かぶのは近鉄南大阪線「今川」駅前『あした葉』の『天ざるうどん』。
   なぜかと言うと今までで一番たくさん食べたからでしょう。
   当時私は今川に住んでいて休みの何も無い時に少し遅い昼飯をここでビールと共にとるというのが
   なんというか「人生のヨロコビ」のひとつだったのです。
   それと朝仕事に向かう時に店のおじさんがうどんを足で捏ねているのを何度も目撃しているというのもあるでしょう。
   決して私は「中年のオッさんの足の裏フェチ」では無い事を補足しておきますが
   「頑張って作ってるんだ」と言う風景が心に残っているせいでしょう
   次に浮かぶのがうちの店の並びにある『あおい』の「うどん定食」。
   このうどんに白御飯という炭水化物のおりなすハーモニーが少し辛めの出汁と相まってたまらないエクスタシーを感じます
   

  がしかし、

   香川のうどんを食べた時私はうどんの新しい方向性を私は感じました。
   それは

   うどんと言うメニューにおける麺のポジション

                              
   今まではうどんと言うと出汁に浮かぶ麺を噛まずに飲み込むと言うイメージだったのですが
   香川のそれは「麺のツヤを見るヨロコビ」「噛み締めるシアワセ」「のどを通る時のコウコツ」
   と主役はあくまでも麺!!なのです。
   こういう事を書くと「あおい」さんあたりから文句が出そうなのですが「あおい」さんはあの魔法の出汁あってのもの。
   ところがあちらでは出汁どころか醤油のみ。(しかも普通のキッコーマンだったりする)
   それでいてあの感動。
   しばらく味わえないのだろうと思いきやお客さんとの会話の中でなかなかやりそうな店を何軒か聞いたので早速行ってみる事に。
 

はがくれ

    一軒は梅田第3ビルB2にある超有名店『はがくれ』。
    いろんなマスコミに取り上げられている為知ってる人も多いと思いますがお昼時は行列ができる店です。(平日でも)
    ここのいちおしはやはり「生醤油うどん」。
    大盛りふた玉でも同じ値段です。
    出てきたうどんを見て「おッ!!」と思いましたね
    中華料理を食べた後のオヤジの唇のようにしっとり上品に濡れたツヤ。
    太すぎず細すぎず箸でつまんで上げても切れずにすっとのびるコシ。
    「ん、んまい〜」
    薬味には少量の大根おろしとすだち、ねぎ。
    シンプルだ。シンプルすぎる。
    ただけちをつけるなら麺のエッジが少し足りない。
    噛みごたえと言うか麺を口の中にほうばった時にやさしいかんじがする
    それをよしとする人もいるだろうがもう少し私的にはコシが欲しい
    あと店のオヤジが出しゃばりだ
    「生醤油食べるのは初めてですか?」と聞いてくる。
    「えっ?」と思い「ここで食べるのは初めてです」と答えるとカウンターの向こうから手を出してうどんの上に醤油をかけられる。
    「これぐらいかけて食べるのがうまいんですよ」とかぬかしやがる
    昔から人に自分の食べ物触られたり鍋なんかでもよそってもらうのが大嫌いな私はプチンときました
    「醤油ぐらい自分でかけられるし少々掛け過ぎたところで自分の責任やからきっちり食べ切ってやるワイ」
    って思ったけど気の優しい私はにっこり笑って「ありがとう」と言って食べました
    料金も¥600は大阪の昼食としては安い方なんでしょうが香川での¥100¥200と比べると高級な感じがします

ふ〜ふ〜亭

    もう1軒は上本町にある「ふ〜ふ〜亭」。
    最近MEETSなんかの雑誌によく掲載されていますがおばちゃんばっかりでやってるとっても探しにくい場所にあるうどんやさん
    ここの女将さんが香川出身の方らしくメニューも「釜上げ」「ざる」「ぶっかけ」の3種類のみ
    それぞれ「大」「中」「小」とあるが「中」でも普通の店の「大」ぐらいあるので注意!!
    まずは「釜揚げ」の「大」を注文してみた。
    おろし金とまるまるの生姜が出てくる。
    出汁も香川で見た大きめの徳利に入ってくる。もちろんあつあつ。うれしい。
    生姜をしこしこすっているとやってきました桶からはみ出んばかりのうどん。
    少し濁ったお湯の中できれいな白い肌をくねらせてます。
    先ほどのあつあつの出汁に生姜を大量に入れネギ.天かすを入れてあつあつのうどんをくぐらせて食べる。
    「ん〜んまい、ずるずる、んま〜」
    細めだがコシのある麺。噛みごたえも最高。麺の表面もすべすべ、つるつる。
    ただ惜しいのは出汁。
    おいしいんやけど『長田』(次回以降に紹介)の釜揚げを喰ったものには少し物足りない。
    あっという間に食べてしまい追加で「ぶっかけ」の「小』を。
    ぶっかけはいわゆる生醤油うどんで冷水でしめたうどんに甘辛く味付けしたきざみ揚げが少し乗ってある。
    それに醤油をさっとたらしワシワシとかき込むのだが
    「ん…ま…い!!」
    上に乗ってる揚げが最高!!
    これだけほかほか御飯にかけて食べてもいける!!
    釜揚げもうまいけどこのぶっかけは最高!!
    おばちゃん達も忙しくても愛想良いし少し待ってでも食べる価値はあり!!
    
    大阪で今香川に最も近いと言われているうどん店二つの紹介でした
    もっとうまい所知ってると言う方はぜひ御連絡を
    LOVEの裏手にある「ゆきの」もなかなかやりますよ
    しかしこれでますます香川が恋しくなる「うどん道」であります
   

うどんTOPページへ チェーンイーティングの掟編へ